有名人に恋の話は付きものだ。若くして処刑された、悲劇の皇子となれば尚更だ。
磐代の 浜松が枝を 引き結び ま幸くあらば また還り見む
これは、有間皇子が詠んだものとして万葉集にのっているが、本当のところは誰が詠んだか分からないというのが通説のようだ。
有間皇子は政権の争いを避けるため、病気を装い牟婁の湯(現:和歌山の白浜温泉)へ身を寄せていた。その時に出会ったのが、真白良媛という色白の見目麗しい少女である。
二人は一目で恋に落ちひと時の逢瀬を楽しんだが、有間皇子は飛鳥に帰らねばならず、その時に詠んだのが上記の句であるとされている。
磐代の浜にある松の枝を結んだ、幸運であればまた帰ってきてこれが見れるであろう と意味である。
飛鳥に帰った有間皇子は天皇への反逆罪の罪をきせられ?(実際に反逆の計画をたてていたとも言われている)処刑されてしまう。享年 19才
残された真白良媛は、これを二人と思い大切にしようと皇子から渡された貝を大事にし、待ち続けた。
帰らぬ人の安否も分からず、ただひたすら待つというものも悲恋には付きものだ。
そんな伝説の場所へと出かけてみました。
本覚寺(ほんかくじ)別名 貝寺
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町627
有間皇子と真白良姫が持っていたという貝を納めているお寺です。
ウミウサギガイ科:ホンカクジヒガイ というみたいです。
真白良姫の肌のような艶やかで可愛い貝です。
他の貝と一緒に展示されていました。
生きてる時はこんな貝
貝の展示室
夫婦とは 一生涯の 修行の相手
師になったり 弟子になったり
いい言葉ですね。
有間皇子と真白良姫も一緒になっていたら、そうなっていたでしょうか?
有間皇子と真白良姫も一緒になっていたら、そうなっていたでしょうか?
タツノオトシゴ:ちなみにオスが子育てをするので有名です。
ちなみに入り口はこんな感じ
向かって左側にある、インターホンで住職さんを呼び出してから入れます。
入場料は無料でした。
御本尊はこちら
お参りも忘れずに
鐘
悲恋 有間皇子と真白良媛(ましらひめ)伝説 Part2はこちら(真白良媛像について)
#真白良媛(ましらひめ)伝説 #本覚寺 #貝寺
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