車のメンテナンスのため、トヨタに行ってきた。
もちろん、車のことは相棒にすべてお任せで、私はトヨタのショールームで入れてくれるコーヒーが目当てだ。
このコーヒーが大変香り高く、美味なのである。いつも入れているインスタントのコーヒーとは味がまるで違う。(まあ、機械で豆から挽いているらしいので当たり前と言えば当たり前だ)。
コーヒーが目の前に置かれると、最初にちょっと苦み走った香りが鼻腔の奥へと入り込む。
大きく息を吸い込むと、その苦みに軽く甘い香りが混ざり込む。なんとも落ち着く心地よい香りだ。
コーヒーの表面はきめ細かい泡で覆われている。口にするとふわふわとした泡が、上唇から上顎を包み、やがて舌の上で溶けていく。
次に口の中全体に苦味と甘みが広がり、喉の奥へと熱いコーヒーが落ちていく。
ああ、至福の時である。
コーヒーに酸味はない。これも私がこのコーヒーを好む理由の1つだ。
さて、車であるが、どうやら前輪のタイヤに重大な問題が見つかったらしい。タイヤのゴムにコブができており、それが高速道路等を走行中にバーストすると重大な事故につながる可能性があるというのだ。
他の場所はメンテナンスコースに含まれているため無料であるが、タイヤは含まれていないため、1本、2万5千円かかるらしい。
1本 2万5千円!? 我が家にとっては痛い出費である。
しかも、うちの車は前輪で動かしているため、1本だけ変えると微妙にバランスが狂い、危険であるらしい。ってことは?!
2本交換! 5万円!
なにやらその理論に対して、我が相棒がその理由を口から泡を吹きながら(実際には、マスクで見えないが(笑))説明をしている。どうやら私に説得を試みているらしい。
そこにエンジニアのTさんも加わり、2本交換の利点を説明してくれた。加勢である(笑)
まあ、車がバランスが狂うことが危険であることぐらい、どんなに車に無知な私にだって理解できる。理解できるが、二人が面白いので渋い顔をしてみせた。
我が家にとって車は必需品だ。私が右足に麻痺があるため、どこに行くのにもパートナーの運転する車に乗せてもらう。
タイヤ2本の交換は必要経費と考えていいだろう。
結局、2本交換することに同意した私であったが、時間が1時間半ほどかかるらしい。
その時パートナーはエンジニアさんに聞いた。
「私たちは問題ありませんが、Tさんは大丈夫ですか? この後仕事押しませんか?」
「問題はありません。もし仕事が押したら、僕が泣けばいいんです。僕の仕事はお客さんに安全な車に乗ってもらうことですから。」
こんなことを言えるエンジニアさんがどれだけいるだろう。聞けば本当に車が好きらしい。
結局1時間半待つ間に、私はコーヒーをなんと3杯も堪能させていただいた。
トヨタのコーヒーとエンジニアのTさんに、身も心も癒されたひと時だった。
しかーし! 5万円の出費は痛いことには変わりない。
えーいままよと夕食時、取って置きのエビスビールにしてみました。
やっぱりエビスはうまい!
本日の夕食:焼肉定食
キャベツ千切り トマト ニンジンのソテー
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