仕事の一段落した金曜日の午後は眠い…
一週間、ずーと長距離マラソンをしてきて、突然マラソンが終わった感覚で、身体に心地の良い刺激とだるさが残る。
梅雨時の曇りだか小雨だか分からない、微妙な天気がこちらの体調にボディブローのように少しづつ影響をかけてくる。
またきっと微熱が出る。安心するといつもこうだ。けだるいような甘いような、何をするもの面倒くさくなる。何年か前まではこんな日は相棒がいた。
ソファーの上で丸くなっていると、ふんふんと鼻を鳴らしながら一緒に丸くなる。
彼女はゴロゴロと喉は鳴らさない。目が明く前に捨てられたか、親とはぐれてしまったのかは分からないが、喉の鳴らし方を習っていないのであろう。
拾った時は、獣医さんに生まれて3日目ぐらい。育つかどうか分からないと言われていた。
生命力が旺盛だったのも知れないが、ミルクをカエルさんのお腹のようにポンポンになるまで飲み、それから無事17年間生き延びた。
彼女は外の世界を知らない。薄目が明いた時、初めて見たのは私の顔だ。
自分が猫である自覚もないまま、一生を終えた。
私とパートナーだけが彼女にとっての全ての世界だ。幸せだったのだろうか?と時々思う
最後は糖尿病にかかり、私に毎日のようにインシュリンの注射を打たれていた。それでも寄り添ってくれたところをみると、嫌なことをする人 認定はされなかったのだろう。
茶トラ柄で女の子 後で知ったが茶トラの女の子は結構珍しいらしい。
大人になっても2キロぐらいしかない。いつまでも子猫のような彼女であった。
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