夕飯前にぶらぶらと修善寺を散歩してきました。狭い地域なので、私の足でも3時間ほどあれば一周回れます。
私の足 = ゆっくりペースで歩いて3時間です。
坂や階段もあるのですが、そこは我がパートナー殿が私の脇を抱えて、刑事ドラマの犯人さながら連行してくれるので登ることができました。
足腰の弱い方だと一人で登るのはちょっと大変かもしれません。
まずは修善寺、いきなり階段です。807年に弘法大師によって開創されたお寺です。
今年の大河は「鎌倉殿の13人」なので、修善寺にはこちらのような旗があちこちに設置されています。コロナ禍でなければたくさんの人が訪れているはずです。
この日は金曜日ということもありますが人もまばらでした。ほぼ誰もいない(笑)
修善寺は源頼朝の息子、北条氏により源頼家が幽閉され、暗殺された場所でもあります。
一説では温泉に浸かっていたところを襲われたという話しもあるようです。
大河ではどのように描かれるのでしょうか。まさかのナレ死!?
最近音量が大きくなって長澤まさみさんの声も聴きやすくなりました。少し甘いハスキーなナレーションが毎回楽しみです。
修善寺の本殿
仏閣の装飾好きな私としては、手水舎(てみずや または ちょうずや)の屋根の装飾がとても気になりました。
こちらが、その手水舎。修善寺らしく水ではなく温かかったです。温泉のようです。
温泉の成分表の看板が隣に立ってました。
こちらが気になった装飾。四隅に違う顔をした獅子?が笑っています。
幸せな気分になりますので、修善寺に寄った際には是非見てみてください。
この子はアイドル目線
あざとかわいい!?
ちょいとブサカワ!
お湯を吹き出す龍もレアです
本殿の横には宝物館があるのですが、その階段の足元にも可愛いお坊さん像があります。
トラ?や龍、鳥等を愛でている像もありますので、注目してみると面白いかもしれません。
日枝神社
修善寺の北東(鬼門)にあたり、鎮守として弘法大師により建設されたと言われています。
源頼朝の異母兄弟、源範頼(のりより)が頼朝から謀反の疑いをかけられ、幽閉後まもなく梶原景時親子に討伐され自刃した歴史の残る神社です。
現在は子宝や夫婦円満のご利益のある神社として有名ですね。私もいつまでも我がパートナー殿と仲良く円満に暮らしたいものです。
夫婦杉
陰に隠れて分かりませんが杉は二本あり
その根元が繋がっていることから夫婦杉と呼ばれています。
日枝神社にまつわる神話
気になったので調べてみました。
大山咋神(おおやまくいのかみ)とは?
大山に杭(咋)を打つ神と書き大山の地主神で農業を司る神とありました。
建玉依比売命(たけたまよりひめのみこと)とは?
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)日本神話の神の娘で丹塗矢(にぬりや)に化身した(炎雷神)ほのいかずちのかみを寝床に置いておいたところ、かもわけいかづちのみこと(賀茂別雷命)を懐妊し出産したと「山城国風土記」では書かれている。しかし、古事記等 他の書物では事大主神、または大物主大神の妻となったとあり、まあ女性の使われ方が日本神話の中でも雑なんだなーと感じます。
うん?大山咋神はいずこに? と思った私です。
ちなみに日枝神社はかなり急な階段を上らなければなりません。足元にお気をつけて
次は渡月橋(とげつばし)を渡って、指月殿方面へ。源頼家のお墓はちょうど修善寺の正面にある鹿山の麓にあります。お墓までの階段は足場が悪く、細い坂が続きます。私は登るのにかなり難儀でしたが、3-4名で来ていた若い女性の一行は軽々と登っていて羨ましい~
鎌倉幕府を開いた源頼朝も結局末裔は全て絶えました。平氏討伐に多大なる協力をした異母兄弟たちを始末し、揺るぎない地位と安定を得ようとした頼朝ですが、その息子たちは北条によって暗殺されます。
そして、娘の大姫と乙姫でさえも若くして病死したと伝えられています。
血で血を洗う権力争い。因果応報という言葉が心をよぎる源氏をめぐる散歩になりました。
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